音楽療法における問題点
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音楽療法士は現在は学会の認定資格で、国家資格の医療職ではない。
したがって音楽療法を行っても診療報酬の対象とならず、医療の場における臨床実践や研究には限界がある。そのため科学的データを十分に得られず、経験的な判断に基づく治療が中心なのが現状である。
そしてその結果、問題点とし、音楽療法士の医療職としての国家資格化や音楽療法の医療の場への導入が妨げられるという悪循環に陥っている。
欧米では、小児科、精神科、外科など、様々な医療の場で音楽療法が行われているが、日本では精神科における作業療法が中心である。日本の医療システムの中で音楽療法を行うには、解決すべき問題点がいくつかある。医療職としての音楽療法士教育はもちろんのこと、医療としての音楽療法の定義、診療システムにおける音楽療法室の位置づけ、そして医療関係者が納得する証拠の提示など・・・。
社会構造の変化などで、音楽療法のニーズは今後ますます高まると言える。そのためにも治療の成果を科学的に究明し、治療の発展につなげられるような環境整備を進めることが必要と思われる。
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